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聖闘士星矢



『聖闘士星矢』(セイントセイヤ、SAINT SEIYA)は、集英社の漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」に連載された、車田正美著の長編漫画、および同作を原作としたテレビアニメーション作品。現在でいうとバトルファンタジー物というジャンルにあたる。

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目次

1 概要

1.1 漫画以外のメディア展開

2 あらすじ

2.1 サガの乱編

2.1.1 銀河戦争編
2.1.2 暗黒聖闘士編
2.1.3 白銀聖闘士編
2.1.4 十二宮編

2.2 アスガルド編
2.3 海皇ポセイドン編
2.4 冥王ハーデス編

2.4.1 十二宮編
2.4.2 冥界編

2.5 その他

2.5.1 ブルーグラード編
2.5.2 ティタノマキア編
2.5.3 ギガントマキア編
2.5.4 邪神エリス編
2.5.5 アスガルド編
2.5.6 太陽神アベル編
2.5.7 聖魔天使編
2.5.8 天界編

3 登場人物紹介
4 用語解説

4.1 女神アテナ・聖闘士

4.1.1 青銅聖闘士
4.1.2 暗黒聖闘士
4.1.3 白銀聖闘士
4.1.4 黄金聖闘士
4.1.5 テレビアニメ版オリジナルの聖闘士
4.1.6 劇場版オリジナルの聖闘士
4.1.7 氷戦士

4.2 海皇ポセイドン・海闘士
4.3 冥王ハーデス・冥闘士
4.4 オリンポス十二神・天闘士
4.5 ギガス
4.6 ティターン神族
4.7 神闘士
4.8 聖魔天使
4.9 小宇宙と第七感、第八感

5 テレビアニメ版データ

5.1 スタッフ
5.2 放映ネット局

6 外部リンク

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概要
ギリシャ神話をモチーフにした物語は人気を博し、『ドラゴンボール』『北斗の拳』『キン肉マン』などと並んで1980年代の週刊少年ジャンプ黄金時代の看板作品の一つであった。テレビアニメ版も東映動画(現:東映アニメーション)制作で、テレビ朝日系にて毎週土曜日に放映。1986年10月11日から1989年4月1日までの長期にわたるシリーズになり、海外でも放映された。
漫画連載、アニメ放送当時の人気は大変なもので、グッズの売上はもちろん、男の子に物語の主人公と同じ「星矢」という名前が数多くつけられた。本作のヒットには、他のアニメ制作会社も追随し、1988年にサンライズから『鎧伝サムライトルーパー』、1989年にはタツノコプロから『天空戦記シュラト』といったテレビアニメが送り出された。両作品もバトルスーツに身を包んだ少年達が戦うという本作の影響下にある作品である。
また、デビュー間もなかったアイドルグループのSMAP主演で「海皇ポセイドン編」がミュージカルとして舞台化。東京の青山劇場で1991年8月15日から9月1日にかけて上演された。
連載終了後も人気は衰えず、2002年より秋田書店の雑誌「チャンピオンRED」で、本作の前段階のエピソードに当たる『聖闘士星矢 エピソードG』(原案:車田正美、漫画:岡田芽武)が連載されている。また、オリジナル小説として2002年に『聖闘士星矢 ギガントマキア』(著:浜崎達也)が発売された。
テレビアニメは「ポセイドン編」までで終了しており、その続編である「冥王ハーデス編」のアニメ化に関してもかなり以前から企画はあったが、2003年よりオリジナルビデオアニメーション(OVA)としてようやく実現した。しかし故人や高齢の役者は一部変更になっており、これに難色を示すファンも少なくない。2004年には冥界編の続きとしてオリジナルストーリーのアニメーション映画、『天界編 序奏〜overture〜』を公開。しかし宣伝広告の極度の少なさ等から興行的には芳しくなく、作品自体の評価もファンの間で大きく分かれた。
2005年冬より、SkyPerfecTV!にて『聖闘士星矢冥王ハーデス冥界編』という、「冥王ハーデス十二宮編」のOVAとは違い原作をイメージ化した作品が放送予定されている。また、新作発表に伴い、星矢、紫龍、氷河、瞬、一輝、城戸沙織ら主役の声優達について、星矢役を古谷徹→森田成一に変更するなど1970年代生まれを中心とした声優への変更が予定されている。車田側は変更の理由を公式HPにて明かしていたが、現在は公開終了している。内容は大ヒットしたOVAハーデス十二宮編を含めた新作におけるオリジナルキャストを中心に製作サイドへの辛辣なバッシングを含み、キャスト変更を好しとする者でさえこの横暴な態度には困惑した。これが車田本人の暴走なのか、署名の通りのGマネージャーの暴走なのかは明らかになっていない。星矢にかかわる企業、人物のサイトで唯一BBSを設置していた古谷徹氏のサイトにはメッセージが国内外から連日寄せられ、車田へ向けて、さらにはファン同士の辛らつな誹謗中傷等も多数集まりパニックが起き、古谷氏がファンとの交流のために定期的に行っていたチャットも中止になるアクシデントも起こった。車田プロの告知文に対して古谷氏はノーコメントを一貫している。他のオリジナルキャストもこれに同じである。オリジナルキャストによる続編を望む署名等が、製作サイドへ現在も多数集まっている。非難轟々の中スタートした冥界編に対し、キャストも作風も車田の要望通り変わり果て満足のいくものになったのか。コメントはまだ無い。
ゲーム化に関しては、1987年にバンダイよりファミリーコンピュータ用ソフト『聖闘士星矢 黄金伝説』『聖闘士星矢 黄金伝説 完結編』、1992年にゲームボーイ用ソフト『聖闘士★セイントパラダイス〜最強の戦士たち』が発売された。また、2005年にはプレイステーション2対応の格闘アクションゲーム『聖闘士星矢 聖域十二宮編』が発売された。

漫画以外のメディア展開

テレビシリーズ:1986年10月11日〜1989年4月1日
劇場版

聖闘士星矢(DVD版題名『邪神エリス』):1987年7月18日、東映まんがまつり
神々の熱き戦い:1988年3月12日、東映まんがまつり
真紅の少年伝説:1988年7月23日
最終聖戦の戦士たち:1989年3月18日、東映まんがまつり
天界編 序奏〜overture〜:2004年2月14日

OVA 冥王ハーデス十二宮編:2003年
OVA 冥王ハーデス冥界編前章:2005年
小説 ギガントマキア:2002年

注意:以降の文章には作品の内容に関する記述が含まれます。

あらすじ
6年もの厳しい修行を経てアテナの聖闘士(セイント)となった少年星矢が、同じ境遇の仲間の聖闘士たちとともにこの世に蔓延る邪悪と戦う。
本編は主にサガの乱編(銀河戦争〜十二宮編)、海皇ポセイドン編、冥王ハーデス編(十二宮編、冥界編)の3つのストーリーに分けられる。テレビアニメではサガの乱編と海皇ポセイドン編の間にアスガルド編が入る。

サガの乱編

銀河戦争編
失われたと思われていた「射手座の聖衣」(サジタリアスのクロス)を優勝賞品にした青銅聖闘士(ブロンズセイント)同士のトーナメント、銀河戦争(ギャラクシアンウォーズ)が行われることとなり、世界中から青銅聖闘士たちが集結する。

暗黒聖闘士編
「銀河戦争」開催中に「射手座の聖衣」が強奪されるという事件が発生。星矢たち青銅聖闘士が犯人とおぼしき暗黒聖闘士(ブラックセイント)たちを追う。

白銀聖闘士編
聖闘士の掟に反し、私闘を演じた星矢たちの抹殺のため、10人の白銀聖闘士(シルバーセイント)が派遣される。彼らが強敵たちとの激闘を潜り抜けてゆく中、城戸沙織こそ女神アテナの化身である事、そして聖域の教皇こそが全ての元凶であることが明らかになり、戦いを挑むことを決意する。

十二宮編
教皇を倒すために、アテナ(=沙織)を擁す青銅聖闘士たちが聖域(サンクチュアリ)に乗り込む。が、聖域に到着早々、矢座のトレミーが放った黄金の矢によってアテナが倒れる。その矢を抜く事が可能なのは教皇だけだと聞き、青銅聖闘士たちが黄道十二宮を守る黄金聖闘士(ゴールドセイント)たちと闘いながら頂上にある教皇の間を目指す。死闘を乗り越え、13年前から教皇になりすましていたサガと星矢の最終決戦、アテナの復活、そしてサガの自決で終わる。特に十二宮を守る黄金聖闘士たちが人気を博した物語である。

アスガルド編
テレビアニメ版オリジナル。海からきた指輪(ニーベルゲン・リング)の魔力によって邪悪の化身となってしまったオーディーンの地上代行者ヒルダと彼女を守護する7人(正確には8人)の神闘士(ゴッドウォーリアー)と、アテナと地上世界を救おうとする青銅聖闘士の戦いを描く。最後は伝説のバルムングの剣の力によって指輪は破壊され、ヒルダは邪悪から解き放たれて平和が訪れる。

海皇ポセイドン編
地上制覇の野望を持つ海皇ポセイドンに拉致されたアテナを助けるため、星矢たちが、地中海(アニメでは北極海)の海底に聳え立つ七本の柱を守る海闘士(マリーナ)たちと闘う。本編は首謀者「双子座のカノン」の改心、海皇の魂をアテナの壺で封印、海底神殿の崩壊で終わる。

冥王ハーデス編

十二宮編
243年ぶりに再び復活し、聖域へ侵攻を始めた冥王ハーデスから世界を守るため、百八人の冥闘士(スペクター)たちと聖闘士たちが闘う。

冥界編
ハーデスの本拠であるダンテ『神曲』の地獄からエリシオン突入、ハーデスとの最終決戦を迎える。最終的にハーデスは打ち倒され、冥界は崩壊する。

その他

ブルーグラード編
原作の外伝。氷河が北極圏にあるブルーグラードの氷戦士たちの戦いに巻き込まれる。サガの乱編よりも後で、冥界編の前に相当すると思われる。

ティタノマキア編
漫画『聖闘士星矢 エピソードG』オリジナル。封印されていたティターン神族が復活し、地上の支配を狙う。本作のみ主人公は獅子星座(レオ)のアイオリアであり、いわゆる前日談である。

ギガントマキア編
小説『聖闘士星矢 ギガントマキア』オリジナル。封印されていた巨人族(ギガス)と、ギガスが崇拝する神テュポンが復活し、アテナの聖闘士たちと戦う。サガの乱編よりも後で、冥界編の前に相当すると思われる。

邪神エリス編
アニメ劇場版オリジナル第1作。邪神エリスの魔力によって死の世界から蘇った亡霊聖闘士たちとアテナの聖闘士たちの戦い。サガの乱編よりも後で、冥界編の前に相当すると思われる。

アスガルド編
アニメ劇場版オリジナル第2作『神々の熱き戦い』。テレビアニメのアスガルド編は本作のリメイクであり、パラレルワールドに当たる。

太陽神アベル編
アニメ劇場版オリジナル第3作『真紅の少年伝説』。アテナの兄、太陽神アベルと3人のコロナの聖闘士と死んだはずの黄金聖闘士が復活。地上を支配することを目論み、アテナの聖闘士たちと戦う。サガの乱編よりも後で、冥界編の前に相当すると思われる。

聖魔天使編
アニメ劇場版オリジナル第4作『最終聖戦の戦士たち』。神によって地上へ落とされた堕天使ルシファーと、彼に仕える4人の堕天使が現れ、アテナの聖闘士たちと戦う。海皇ポセイドン編・邪神エリス編・太陽神アベル編よりも後で、冥界編の前に相当すると思われる。

天界編
アニメ劇場版オリジナル第5作『天界編 序奏〜overture〜』。全能の神アポロン率いる天界軍とアテナの聖闘士たちの戦い。実質上の続編で、冥界編の後日談に当たる。

登場人物紹介
聖闘士星矢の登場人物を参照。

用語解説

女神アテナ・聖闘士

聖闘士(セイント)
この世に邪悪が蔓延る時代、必ずや現れるといわれている希望の存在。女神アテナを守るため、聖衣と呼ぶ超金属製の鎧を纏って戦う88人の闘士の総称。
自己の実力の及ばないところを天佑によって補うため、それぞれが天空の星座を守護に持つ。つまり88の星座それぞれに対応し、88人の聖闘士が存在する。呼称はそれぞれの守護星座に応じ、○○○座(守護星座)の△△△(本名)と呼ばれる。

※原作では述べられていないが、設定によれば、実際に88人が集結したことは殆ど無いという。聖戦に参加した人数は、本編よりも243年前にハーデスとの聖戦に参加した79人が最高であるとされる。グラード財団から100人の孤児が聖闘士になる為の修行に出ているが正座の数=聖闘士全員の数をオーバーしている。余りは一体何処に何の修行に行ったのだろうか。

聖闘士は大きくその身にまとう聖衣から、黄金聖闘士(ゴールドセイント)、白銀聖闘士(シルバーセイント)、青銅聖闘士(ブロンズセイント)の3階級に分けられる。88人の内訳は黄金12人、白銀24人、青銅48人(※現在の設定では更に4人追加し52人)である。
アテナが武器を嫌い、持って戦うことは禁止されているため、自己を高める修行により原子を砕ける程、想像を絶する力を持つまでに至る。

※アンドロメダ星座や地獄の番犬(ケルベロス)星座のように武器にしか見えない装備品を持つ聖衣もあるが、後から作られた設定によればこれらはあくまで下級聖闘士が自分の技量を補うため、もしくは自身の拳を振るう前の牽制用の装備品として位置づけられている。

聖闘士は守護星座の形がそのまま自らの急所となる。急所から噴出す血を止めるためには真央点を打つ。
「聖闘士に同じ技は二度と通用しない」といわれる。もちろん、これは誇張であるが、彼らの意思がどれほどのものであるか理解できる言葉である。

※なお、アテナに属さない暗黒聖衣(ブラッククロス)を身に纏う暗黒聖闘士(ブラックセイント)や、アニメ劇場版第3作では太陽神アベルに従うコロナの聖闘士なども存在する。通常の聖闘士は彼らと区別するため、アテナの聖闘士と呼ばれることもある。

聖衣(クロス)
聖闘士が身にまとう防具。各々の守護星座を象った形から、分解して聖闘士の体を包む防具になる(このギミックは他の多くの闘士の防具にも共通する)。聖衣は最下級から青銅聖衣(ブロンズクロス)、白銀聖衣(シルバークロス)、黄金聖衣(ゴールドクロス)に分かれ、更にアテナの血を浴びることで神聖衣(ゴッドクロス)へと進化し、特別な能力を発揮する。
聖衣には生命があり、自己修復できないほど破壊されたり、長い間装着者が不在する期間が続くと死んでしまうこともある。死に掛けた聖衣を復活させるためには大量の聖闘士の血液が必須。ただし、例外は鳳凰星座(フェニックス)の聖衣で、これだけは自己修復機能を持つ。

※原作では述べられていないが、設定では聖衣は元々、アテナが第一次聖戦時に海皇配下の海闘士(マリーナ)が纏う鱗衣(スケイル)に対抗するため、鍛冶神ヘパイストスが作りオリンポス十二神が身に纏う神衣(カムイ)を模して、天空の星座を設計図としてムー大陸の錬金術師たちによって作られたもの。材料はオリハルコン、ガマニオン、星砂粉(スターダストサンド)を用いる。しかし、ムー大陸が沈没し、聖衣の制作、修復技術はほとんど失われてしまった。

神聖衣(ゴッドクロス)
通常の聖衣がアテナの血を浴び、小宇宙を極限まで高める事により誕生するすべてを超える限り無く神衣に近い防具。超次元を飛ぶための翼が生えるなど、特別な能力を発揮する。
聖闘士カード(セイントカード)
聖闘士は、敵を倒した時に誰が倒したかを明らかにするため、自分の星座を示した札を倒した者の傍に置くことがある。これを投げる事により、遠くにある標的を攻める事も可能だが、カラスを打ち落とす程度に過ぎない。
聖域(サンクチュアリ)
ギリシャにあるアテナ神殿周辺の地域。結界で守られているため、一般の人間は立ち入ることができず、その存在すら知覚することができない。アテナ神殿にたどり着くためには十二宮の全てと教皇の間を突破する必要がある。
十二宮(じゅうにきゅう)
聖域にある黄道十二宮の名がつけられた12の神殿。アテナ神殿を守るための結界であり、それぞれを黄金聖闘士が守護している。頂上にあるアテナ神殿にたどり着くためには白羊宮から順番に上っていかねばならず、テレポートなども不可能。しかし、実際には抜け道がいくつか存在している様である。
教皇(きょうこう)
聖闘士をまとめ、アテナを補佐する、聖域の最高権力者。アテナ不在時の代理でもあり、通常は黄金聖闘士から選ばれる。
助祭長(じょさいちょう)
教皇を補佐する助祭司の長。教皇の不在時はその代理も務める。通常は白銀聖闘士から選ばれる。

※原作には登場せず、アニメ版の矛盾点を解説するために後から設定された。小説版にも登場する。

聖戦(せいせん)

※原作では述べられていないが、設定によれば、全能の神ゼウスがアテナに全権を譲り失踪した後、アテナと他の神々との間で行われる地上の覇権をめぐる争い。

青銅聖闘士

青銅聖闘士(ブロンズセイント)
青銅聖衣を身に纏う最下級の聖闘士。とはいえ音速以上の拳を持つ等、その実力は常人を遥かに凌駕している。一般的な聖闘士の打撃速度はマッハ1であるが、小宇宙を黄金聖闘士の領域にまで高めることにより、光速にまで上昇する。総数は48、もしくは52人いるともいわれ、この端数の4人はアルゴ座の聖闘士とも噂される。
城戸光政によって世界各地に送られた100人の子供は、5〜6年の修行を経て10人が青銅聖闘士になった。残りの90人は、聖闘士になれずに行方不明に。星矢、紫龍、氷河、瞬、一輝の5人が全編を通じて物語の核となる。
青銅聖衣(ブロンズクロス)
青銅聖闘士が身に纏う防具。基本的には白銀の補助が目的。零下150度以下で凍結し、永久氷壁で生まれた白鳥座の聖衣も例外ではない。

※ただし、最下級の聖衣であるにもかかわらず、黄金聖闘士にもない特別な能力を持つものが多い。原作では述べられていないが、設定によれば、技量の低い青銅聖闘士の力を補うためといわれるが、実際には神聖衣(ゴッドクロス)であった頃の名残とする説もあるという。冥界編において主要メンバーのクロスは神聖衣に変化するが、天界編においては神聖衣になったはずの最終青銅聖衣は元の姿で現れる。なお、天界編において星矢ら五人はマスクを装着していないが冥界で紛失したわけではないとのこと。DVDに収録されたオーディオコメンタリーによればこの青銅聖衣と冥界で使用した神聖衣は同一なのか、製作側も実はわかっていない。

暗黒聖闘士

暗黒聖闘士(ブラックセイント)
正義であるべき聖闘士の力を私利私欲のために使う悪の聖闘士。黒い聖衣を身に纏う。フェニックス諸島デスクィーン島を本拠地とする。
暗黒聖衣(ブラッククロス)
暗黒聖闘士が身に纏う防具。なぜか青銅聖衣と同じ星座を守護する。

※原作では述べられていないが、設定ではムー大陸の沈没後、デスクィーン島で大量に発見された謎の聖衣であるという。

暗黒四天王(ブラックフォー)
暗黒聖闘士の実力者。暗黒天馬星座、暗黒龍星座、暗黒アンドロメダ星座、暗黒鳥星座の4人。
仮面の聖闘士(かめんのセイント)

※原作では述べられていないが、設定ではデスクィーン島を封鎖し暗黒聖闘士と戦うためにアテナから派遣された聖闘士であるという。

白銀聖闘士

白銀聖闘士(シルバーセイント)
基本的体術を習得している聖闘士の代名詞たる存在。白銀の聖衣を身に纏う24人の中級聖闘士。一般の白銀聖闘士の打撃速度は、マッハ2〜5くらいである。基本的に聖域からの勅命で動くのは白銀聖闘士である。青銅聖闘士の育成、青銅聖衣の管理も行う。劇中で登場した白銀聖闘士のほとんどは格下の青銅聖闘士の筈の星矢たちに倒されているが、後で述べられた設定によれば、あくまで星矢たちが特別な存在なのであって、実際には白銀聖闘士は青銅聖闘士よりはるかに上級の実力を持つとされている。
白銀聖衣(シルバークロス)
白銀の輝きを放つ防具。零下200度以下で凍結する。聖衣自体には一部を除き特別な能力はない。

黄金聖闘士

黄金聖闘士(ゴールドセイント)
聖域の十二宮を守護する12人の最上級聖闘士。黄金聖衣(ゴールドクロス)を身に纏う。全員光速(マッハ90万弱)の拳を繰り出すことが可能。天才的な戦闘巧者で、みな幼少の頃から黄金聖闘士の称号を受けている。白銀聖闘士とは異なり、よほどの非常事態でなければ活動することはない。黄金聖闘士を要する程の非常事態の最もたる例は、冥界編におけるハーデス軍との聖戦である。

アテナエクスクラメーション
黄金聖闘士3人で発動する。小規模ながらビッグバンにも匹敵する威力があり、そのためにアテナに禁じられた影の闘法。 この闘法を使用した者は、聖闘士の証を剥奪され、未来永劫に渡って鬼畜にも劣る賊の烙印を押されるとされる。
ただし、ハーデス編で存命の全黄金聖闘士が使用したものの、結果的には嘆きの壁を打ち破り話が完結するまで、彼ら全員がアテナの聖闘士として認められ続けていた。
黄金聖闘士12人が揃って初めて成せる技
12個の黄金聖衣に蓄積されている太陽のエネルギーを集めて太陽の光を発動させる。この光を発動させるためには、小宇宙を爆発させる必要があり、使用した全ての黄金聖闘士が消滅。

※3人だとビッグバンで、12人が揃うと太陽では明らかにスケールダウンしすぎだが、そもそもこの技を発動したときの黄金聖闘士は全員死亡しており、黄金聖衣自体が本来持つ力だけしか発現できなかったのではないかといわれる。

黄金聖衣(ゴールドクロス)
最上級の黄金に輝く防具。装着者がいなくても全ての聖衣が集結、装着者の意志があれば太陽に匹敵する光を発し、凍結温度が絶対零度であるなど、他の聖衣よりも特別な力を持つ。
星矢が牡牛座のマスクにある角を折ったり、サガが自決する際に双子座の聖衣ごと体を突くなどして破損することはあっても、誕生以来、完全に破壊されたことは一度も無かったといわれ、海皇編でも驚異的な強度で勝利に貢献した。しかし冥王編では、そのうち五体が、冥王の臣下「死を司る神タナトス」によって、容易く粉砕された。これは戦いによる疲労と,黄金聖闘士12人が揃って初めて成せる技を放ち,さらに本来の装着者ではない星矢たちに最適化する前だったためと考えられる。

テレビアニメ版オリジナルの聖闘士

幽霊聖闘士(ゴーストセイント)
魔界島に流刑となった聖闘士。
鋼鉄聖闘士(スチールセイント)
麻森博士によって作られた機械の聖衣をまとった闘士。聖闘士と違って守護星座はない。また小宇宙による闘法も使えないが、過酷な訓練で鍛え抜かれた肉体と鋼鉄聖衣のサポートにより、青銅聖闘士に匹敵する力を発揮できる。
鋼鉄聖衣(スチールクロス)
麻森博士の技術力とグラード財団によって作られた機械の聖衣であり、聖域の正規の聖衣ではない。非装備時には星座を模したマシンに変形し、鋼鉄聖闘士を上に乗せて空を飛び、地を疾走する。

※アニメ企画時、星矢たちの聖衣を飛行機や車のようにメカニカルにアレンジしようという案があり、これが鋼鉄聖闘士の原案となった。

劇場版オリジナルの聖闘士

亡霊聖闘士(ゴーストセイント)
劇場第1作オリジナル。邪神エリスの魔力によって死の世界から蘇った聖闘士。
コロナの聖闘士
劇場第3作オリジナル。神話の時代より太陽神に仕えるべく選ばれた聖闘士。3人しかいないが、その実力は黄金聖闘士をも凌駕する。

氷戦士

氷戦士(ブルーウォリアー)
北極圏にある極寒の地ブルーグラードを守る戦士。聖闘士と互角の実力を持つ。

※原作では述べられていないが、設定では第一次聖戦後、北氷洋に封印した海皇の魂を監視するためにアテナが配置した聖闘士たちの子孫である。この設定の関係で、原作では地中海にあったポセイドンの海底神殿が、アニメでは北極海(北氷洋)に変更されている。

海皇ポセイドン・海闘士

海闘士(マリーナ)
海皇ポセイドンを守る海の闘士。総数は不明。海皇が創造した生物を模した鎧「鱗衣」を纏う。
鱗衣(スケイル)
海闘士が身に纏う鎧。

※原作では述べられていないが、設定では全能の神ゼウス失踪後の覇権争いである第一次聖戦のために作られた防具。その象徴する姿は海皇が創造した神話の獣、怪物、人物がモチーフとなる。この存在に脅威しアテナが対抗したのが聖衣である。なお、装着する海闘士が不在時は、元の生物の姿をして装着者となるべき人物を捜している。元々装着の資格がある人物が身に纏うため、修行などは一切不要。

海将軍(ジェネラル)
大海を支える7本の柱を守護する。黄金聖闘士に匹敵、あるいはそれ以上の力を持つとされ、その鱗衣も黄金聖衣と同等の硬度を誇るという。

※原作では述べられていないが、設定では第一次聖戦の際、海皇は大西洋上に巨大な城塞都市アトランティスを建造し、地上進行の前線基地としたことがあるらしい。その関係上、大西洋の海将軍のほうが他の海将軍より格上である。

冥王ハーデス・冥闘士

冥闘士(スペクター)
冥王ハーデスを守る108人の闘士。魔獣や悪霊の姿をした黒く輝く鎧「冥衣」を纏う。各自の称号は水滸伝の108星から。天の星と地の星に分かれるが、その基準は不明。
冥衣(サープリス)
冥闘士が身に纏う鎧。

※原作では述べられていないが、設定では鱗衣、聖衣よりも後に作られた鎧。魔獣や悪霊の姿をモチーフとし、全てが黄金聖衣並の力を持つとされ、雑兵ですら白銀聖衣か青銅聖衣並の能力を持つとされる。装着者の肉体を作り替えてしまうため、どんな人物でも装着可能であり、修行や資格は不要である。

冥界三巨頭(めいかいさんきょとう)
冥闘士の中における3人の実力者。各自、多数の冥闘士を部下として従える。

オリンポス十二神・天闘士

オリンポス十二神
劇場第5作オリジナル。全能の神ゼウス率いる選ばれた神々による天界軍。その身には神衣を纏い天闘士を率いる。
神衣(カムイ)
神々が身に纏うという鎧。原作でその存在のみが述べられた。
天闘士(エンジェル)
月の女神アルテミスを始め、オリンポスの神々を守る闘士。人数は不明。天衣を纏う。
天衣(グローリー)
天闘士が身に纏う鎧。

ギガス

ギガス
小説版オリジナル。かつてアテナの聖闘士と戦い、封印されていた巨人族と、その神テュポン。を身に纏う。その戦いはギガントマキアと呼ばれる。
金剛衣(アダマース)
ギガスが身に纏う鎧。
ギガントマキア
神々とギガスとの戦い。聖戦には含まれない。血で血を洗う「歴史に残す意義のない戦い」とされているため、記録はほとんど残っていない。
ギガス九兵神(ギガスきゅうへいしん)
エピソードGオリジナル。ティターン神族によって蘇った巨人族(ギガス)の神々。メガスドレパノンの奪還を目指し聖域を襲撃するが、聖闘士たちに次々と倒される。

ティターン神族

ティターン十二神(ティターンじゅうにしん)
エピソードGオリジナル。かつて大神ゼウスにより封印されたティターンの神々。楚真を身に纏う。神王クロノスの復活と、神具「メガスドレパノン」の奪還、そして神々ノ戦を再現しそれに勝利することを目指し行動する。
楚真(ソーマ)
ウラノスと戦った際に使用した武器にもなる鎧。
メガスドレパノン(大鎌)
神王クロノスの神具。アテナによって聖域に封印されている。
神々ノ戦(ティタノマキア)
かつてのゼウスとの戦いのこと。

神闘士

神闘士(ゴッドウォーリアー)
北欧の神の国アスガルドで主神オーディーンに仕える闘士たち。神闘衣を身に纏う。各自の称号は北斗七星を構成する星の名(体の名称)から。
神闘衣(ゴッドローブ)
北欧神話に登場する神獣を模した鎧。神闘士が身に纏う。それぞれ1つずつ、神闘士の生命とも言うべきオーディーン・サファイアと呼ばれる宝石が埋め込まれている。
オーディーンローブ
かつてオーディーン自らが纏ったという神闘衣。アスガルドのオーディーン神像に7つのオーディーン・サファイアを捧げることで出現する。
ニーベルゲン・リング
海皇が生み出した黄金の指輪。その魔力によりヒルダを邪悪の女神に変える。オーディーンローブに装備されているバルムングの剣のみが、その魔力を断ち切ることができる。

聖魔天使

聖魔天使(せいまてんし)
劇場第4作オリジナル。神によって地上へ落とされた堕天使ルシファーと、彼に仕える4人の堕天使。黄金聖闘士を上回る実力を持ち、僅か4人で聖域の黄金聖闘士たちを全滅に追い込んだ。

小宇宙と第七感、第八感

小宇宙(コスモ)
登場する闘士たちは、「小宇宙」と呼ばれる体内の宇宙的エネルギーを燃焼させて繰り出す闘法が特徴で、拳で空を引き裂き、蹴りで大地を割るほどの威力を誇る。上級の闘士となれば小宇宙の爆発により星々をも砕く破壊力を生み出したり、相手の肉体のみならず精神までも破壊したり、冥界・異次元などの異空間へ相手を放逐するといった超絶的な技も存在する。なお、六感(五感 + 第六感(直感))のいずれかを失うとその代償として小宇宙が増大するという。
第七感(セブンセンシズ)
「第七感」に目覚めた者は小宇宙を最大限まで増幅する事ができるが、それが可能なのは聖闘士の中でも少数(黄金聖闘士は全員)である。

※なお、英語で「セブンセンシズ」 (Seven senses) という言葉は七つの感覚、すなわち「七感」をさす。第七感は「セブンスセンス」 (Seventh sense) であるので注意すること。

第八感(エイトセンシズ)
第七感を越えた「第八感」である「阿頼耶識」(あらやしき:八識ともいう)に目覚めた者は生きたまま地上界と冥界を行き来する事が出来る。
ハーデス編に入った時点で阿頼耶識に目覚めていた聖闘士はシャカ一人だったが、その後、彼以外にもアテナ、冥界に突入する時点でシャカ以外にも存命していた黄金聖闘士5名全員(ムウ、アイオリア、ミロ、カノン、童虎)と、青銅聖闘士5名(星矢、紫龍、氷河、瞬、一輝)が、次々と阿頼耶識に目覚めて、皆が生きて冥界にたどり着いた。白銀聖闘士オルフェも冥界で生存していた。

※なお、英語で「エイトセンシズ」 (Eight senses) という言葉は八つの感覚、すなわち「八感」をさす。第八感は「エイスセンス」 (Eighth sense) であるので注意すること。

テレビアニメ版データ

スタッフ

プロデューサー:旗野義文、横山和夫→森下孝三
原作:車田正美
シリーズ構成:小山高生、菅良幸
音楽:横山菁児
キャラクターデザイン:荒木伸吾、姫野美智
作画監督:荒木伸吾、青木哲郎、長谷川憲生、高井久、大島城次、進藤満尾、佐々門信芳、牧野行洋、中島五郎、小林智子、直井正博、稲津善吉、井上栄作、河合静男
美術デザイン:窪田忠雄(1〜99話)→鹿野良行(100話以降)
美術:窪田忠雄、鹿野良行、大河内稔
シリーズディレクター:森下孝三→菊池一仁
演出:森下孝三、勝間田具治、梅沢淳稔、政木伸一、山内重保、影山樺倫、石崎すすむ、堀川和政、明比正行、菊池一仁、高木翔、福多潤、横山広行、細田雅弘、伊東政雄、又野弘道、
製作担当:武田寛
テレビ朝日プロデューサー:加藤守啓、川田方寿
撮影:白井敏雄、森下成一、大谷尚一、沖野雅英
編集:吉川泰弘
録音:波多野勲
効果:今野康之
選曲:渡辺恭野→佐藤恭野
記録:池野美雪→井出信一
美術進行:北山礼子
現像:東映化学
製作:テレビ朝日、東映
主題歌

初代OP:『ペガサス幻想(ファンタジー)』(歌・編曲:MAKE-UP、作詞:竜真知子、作曲:松澤浩明・山田信夫)
二代目OP:『聖闘士神話(ソルジャードリーム)』(歌:影山ヒロノブ・BROADWAY、作詞:只野菜摘、作曲:松澤浩明、編曲:BROADWAY)
初代ED:『永遠ブルー』(歌・編曲:MAKE-UP、作詞:竜真知子、作曲:松澤浩明・山田信夫・河野陽吾)
二代目ED:『夢旅人』(歌:影山ヒロノブ・BROADWAY、作詞:許瑛子、作曲:影山ヒロノブ・須藤賢一、編曲:BROADWAY)

放映ネット局

EX テレビ朝日
ABC 朝日放送
NBN 名古屋テレビ
HTB 北海道テレビ
RAB 青森放送
IBC 岩手放送(現・IBC岩手放送)
KHB 東日本放送
AKT 秋田テレビ
YBC 山形放送
KFB 福島放送
NT21 新潟テレビ21
YBS 山梨放送
TSB テレビ信州
KNB 北日本放送
ITC 石川テレビ
FBC 福井放送
SATV SKT 静岡けんみんテレビ(現・静岡朝日テレビ)
BSS 山陰放送
HOME 広島ホームテレビ
KRY 山口放送
KSB 瀬戸内海放送
JRT 四国放送
RNB 南海放送
RKC 高知放送(末期は帯番組として放送)
KBC 九州朝日放送
NBC 長崎放送
TKU テレビ熊本
OBS 大分放送
UMK テレビ宮崎
KKB 鹿児島放送
RBC 琉球放送

外部リンク

聖闘士星矢
聖闘士星矢 冥王ハーデス十二宮編
劇場版 聖闘士星矢 天界編序奏 〜overture〜
聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編

前番組:
光の伝説

テレビ朝日系土曜19時枠

次番組:
悪魔くん(アニメ版)


出展:Wikipedia
ライセンス:GFDL


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